RCEPについて考えてみた

野菜

RCEPとは?

最近、日本政府がRCEPを決めたとの報道があった。RCEPとは日本、中国、韓国とTPPに参加しているオーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、ブルネイ、ベトナム、マレージアそして、EPAに参加しているインドネシア、フィリピン、カンボジア、ミャンマー、タイ、ラオス合計15カ国で構成される自由貿易。日本は中国、韓国以外とは既に自由貿易を行っており、実際は中国と韓国の2カ国を初めて加えた形の自由貿易ということ。

日本政府の見方

政府は農業への影響は軽微とみている。農業を犠牲にして自動車を重視する政策と感じてしまう。親中派の議員の影響だろうか?

日本農業新聞の記事からみたRCEPの影響

どうやら最も影響を受けるのは農業だということだ。自分の仕事柄これは捨て置けない状況。日本農業新聞の記事だと自動車の一人勝ち、農業の一人負けとのこと。自動車は3兆円の生産額増加。農業は逆に5600億円の生産額の減少予想となっている。特に損失額が大きいのは野菜・果樹の損失が860億円と試算されており、TPPの損失である250億円よりかなり大きな額と見込まれる。

RCEPによる予想される事象

中国産の野菜特に冷凍野菜や乾燥野菜が関税が撤廃されて大幅に日本国内に入ってくる。特に外食産業へ入ると見込まれる。

日本政府の交渉成果

米や麦、牛肉、豚肉、乳製品、甘味資源作物の重要5品目を関税撤廃・削減対象から除外。

中国、韓国との自由貿易は可能か?

中国、韓国は反日国の国。そんな国と自由貿易ができるのだろうか?自由貿易とは国民が持っている権利(関税)を放棄すること。だから信頼関係がないと成り立たないものと考える。私はこの2カ国と日本は信頼関係は全く築いていないし、不可能と感じている。

日本国民にできること

日本の食料自給率はカロリーベース38%(2019年)である。先進国は基本食料自給率は100%近くにするので、かなり低いと見ていい。農水省が掲げているが、『農家を助けよう』と言っており、なるべく国産野菜を買おうと旗振りはしている模様。パンデミックにより内食や自炊が増え、これまで気にしていなかった産地に関心を持つ人は増えつつあるとのこと。リンガーハットは国産野菜100%使用と宣言している会社もでてきてはいる。このような会社は応援したい。

日本農業大打撃

TPP、RPAそして今回のRCEPで農業は国際自由競争に晒されており、日本の農家さんは大変な状況。もっと怒っていいと思う。自分にできることはできるだけ日本の野菜を買うことしか出来ない。

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