香川葉ネギ状況

香川の葉ネギは3月に生育が進む!

今年は2月まで低温乾燥が続き生育が停滞したが、その後気温上昇に伴い、急激に生育してしまった。そのことにより2月に収穫するべきものが3月に遅れ、収穫が重なり生産過多となっている。それに比例して青果価格も低下。

香川県葉ネギ産地状況

香川県の野菜といえばブロッコリーが有名だが、実は葉ネギも大きな生産をしている県であり、縁の下の力持ち的な存在の品目。うどんが有名な県だが、その具材としても利用される。長さが60cmほどで根をつけた形で出荷されるが、近年は根を残し、地上部をカットしたものを出荷する生産も増えている。この場合であれば、カットした株はその後また2ヶ月ほどで伸びてくるので1年に3回ほど同じ畑から出荷できる。増えた要因としては加工業務需要の対応と考えられる。

今後について

葉ネギの生産は2月の寒い時期での収穫が難しいが、今後は温暖化に伴い、7〜10月の高温時での生産が最も難しくなる。地温を下げる資材や病気、虫に対応できる農薬や種苗会社が開発している暑さに強い品種がよりレベルアップしないと生産ができなくなる。場合によっては気温が低い高冷地での生産が増えてくると予想している。

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