苦労の多かった2021年度のキャベツ生産状況

野菜生産現場

2021年度のキャベツ生産は大変!

日本の気候が降雨量、気温差が一層激しくなってきていることにより野菜生産現場の方々苦労されている。それに加えてコロナの影響により1〜3次産業全てが不景気となっており、業務用の野菜が売れない。よって、やっとの思いでできた野菜が売れずに余っているのを目にする。

3月26日の愛知県渥美半島状況

愛知県は秋冬どりでは日本一を作付面積を誇る産地だが、今年は収穫出来ずに圃場にそのままの光景が目立つように思える。渥美半島の高台にあるビューホテルから眺めると約1,000haの産地がよくわかり、緑色の圃場が見える。

今年度野菜販売が比較的ましな野菜

ネギ、人参、ジャガイモ、さつまいも、牛蒡が良好であった。次年度はこの品目が増える可能性がある。ただ、やみくもに増やすと次年度生産過多になることは認識する必要がある。

今後のキャベツ生産で必要なこと

コロナの影響で販売が出来ないのは致しかたないことかもしれないが、日本の農業生産技術は高く、今後もレベルアップしていくと思われる。ただ、日本だけで販売していくとなると今後は人口が減るのでマーケットが縮小するので野菜が余剰になるケースが増える。今後は東アジアなど人口増加している海外に向けた販売も必要になるだろう。実際、シンガポールへの販路を持っている産地は問題がない方もいる。それと業務用でも冷凍食品のような製品を作る業者と組むのも悪くないと考える。生産者、実需者、消費者の三方よしにしていかないと継続しない。

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