中国経済は危ない!

中国恒大集団デフォルト危機

 最近、SNSで中国発のリーマンショックが起こるとの発信が多いです。13年前の9月にアメリカでリーマンショックという金融危機が起こりました。それが中国で起こる可能性があるそうです。8月30日に有名な投資家のジョージソロスが中国株は下がるので投資家達は早く引き上げるべきと提唱していました。ジョージソロスによれば中国は過去20年間、中国経済を引っ張ってきた不動産業界を習近平は潰そうとしており、これが中国株暴落を引き起こすそうです。中国の最大手の不動産会社で恒大集団がデフォルトの危機があるそうです。

恒大集団の現状

 ブルームバーグのニュースでは9月20日期限の利払いをしないと中国政府が恒大集団の債権銀行に伝えたそうです。そして、中国本社に個人の投資家が集まり、『金返せ』と叫んでいるそうです。これは個人投資家向けの安全性をアピールした理財商品(高利回り商品)を売っており、この支払いが未払いとなったことが問題となっています。これは13年前に発生しましたリーマンショックのサブプライムローン(住宅関連商品)に似ており、これに関わった中国の個人投資家は7万人いるそうで4,830億円が満期を迎えるそうです。恒大集団の住宅建設も中止しており100万人の購入者は途方にくれています。

今後の展開

 このことは不動産業界全体に影響を及ぼし、不動産に融資している銀行も焦げ付く可能性があります。今後予想されるシナリオとしてはまず住宅価格が暴落します。そして株や債権にも波及し、資本市場の混乱を引き起こします。これを防ぐために恒大集団の債務3,000億ドルに対し、中国政府が介入するかが注目されております。中国政府は9月17日取り敢えず140億ドルを中国人民銀行に注入しました。ただ、残りの莫大な金額に対して注入していくのかが不透明です。このように重要な情報が日本のマスコミでは全く報道がないので腹立たしく思います。日本の企業は一刻も早く中国とは距離を置いた方がいいと感じます。

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