FIRE 最強の早期リタイアを読んで

雑記

お金は最も世界で大切なものだ

JLコリンズの冒頭から衝撃なお金の価値基準を告げられた。お金こそ世界で最も大切で犠牲を払う価値があるものである。筆者がどのようにしてお金に対するマインドを育て、大切な教訓を得てきたのかを綴っている。もしお金を理解すれば人生は信じられないほどに気楽なものになる。逆にお金を理解していないと人生は辛いものになる。読者に気楽な人生を歩んで欲しいというメッセージが込められている。

愛、家族、教育ではなく、なぜお金なの?

大切な人を大事にしたい、もっと長い時間を過ごしたいと思っているならお金がないと難しい。そして教育、読書、文化、余暇を過ごす時間が欲しいと思っているならより多くのお金を持っていないと無理である。
全て最良のものを手に入れて最大限楽しむ時間が欲しいと思っているならお金を持っているだけでなくお金に働いてもらわないとダメ。
今までなんとなく生きてきた自分には胸が痛い気持ちになった。

FIREってなんなの?

『Financial independence(経済的自立)Retire Early(早期退職)』の頭文字で、早期退職して、お金のためにヘトヘトになるまで働く縛りから自分を開放するという人生プランの概念を指す。欧米では若い人中心にムーブメントが起こっている。通常のリタイアはビジネスで成功した人や起業で成功した人あるいは特別な成功者だけしか出来ないというイメージだった。ただこの本は誰でも出来るという提言であった。筆者はプログラマーという高い職業で支出を倹約し、31才でリタイアした。

FIREを達成する3つのステップ

リタイア後の生活費を決める

FIREとはリタイア後の生活費を投資から得られる利息で生活するので、生活費が高くなればなるほど貯蓄額が増える。いくら貯めればいいか人それぞれ。
例えば、年間200万円で生活するのであれば、5,000万円必要となる。

4%ルールを理解して、目標貯蓄額を決める

具体的にいうと貯めるべき目安は年間生活費の25倍の金額。貯めたお金をインデックス投資に入れると毎年平均4%増える計算となる。これだと一生働く必要がなくなる。アメリカの大学で1926〜1995年の70年間で株式50%、債券50%で投資した場合、毎年4%取り崩したとき元本がそのまま残る確率は94%という結果であった。

POTスコアの高い職につき、徹底的に支出を減らす

POTスコアとはスキルにかかるお金とスキルを身に付けたことで増える収入をスコアにしたもの。つまり職業のコスパがいいもの
筆者はコンピュータエンジニアが最も良いと考えて職業を選択した。世間では自分が好きなことをしろというが、そうではない。ファイアを達成した後にすれば良い。
そしてその後は支出を減らしていけば良い。
ただ、ファイアを目指さず、一生続けるのであれば考えなくても良い。

もっと早く引退する方法やサイドFIREについて

サイドFIREとはフルタイムでないが、副業をして生活費を稼げば良い。例えば年間200万円の支出が必要で資産収入が100万円➕副業やアルバイトで100万円でいくと必要な貯蓄額が少なくて済むこと。好きな時間に働いて補うと精神的にも楽に感じる。もしくは物価の安い国に行き、生活するという地理的アービトラージという考えもある。東南アジアはまだまだ日本より物価が低いのである程度お金を貯めて東南アジアに移住すれば貯蓄する額が減る。

最後に

私が就職したときは25年前しかも氷河期という時代。このような考えで就職出来なかった。あと10年のサラリーマン人生なのでFIREは出来ないが、人生遅すぎることはないの早速自分の年間生活費を確認し、経済的なリタイアがいつ出来るかは把握しておきたい。

コメント

  1. ひさみ より:

    素晴らしいブログですね。
    あなたのファンです❣️

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